どうも、ほにゃらら sp.です。
今回のテーマはライブロックの選び方。
必要量と、形状ごとの目的別の使い分けについて紹介します。
ライブロックの必要量の目安
ライブロックはマリンアクアリウムにおいては定番のレイアウト素材でもあります。
そして同時に、水質浄化作用も持っています。
ライブロックによる水質浄化能力を期待する場合、水量10Lに対し約1kgが目安です。
水槽サイズ | 水量 ※水位を高さに対し1割程度下げています。 | ライブロック必要量の目安 |
---|---|---|
30cmキューブ | 24L | 2.4kg |
45cm | 32L | 3.2kg |
60cm | 58L | 5.8kg |
6045 | 110L | 11kg |
90cm | 164L | 16.4kg |
120cm | 218L | 21.8kg |
少なすぎると水質浄化効果が期待できず、多すぎても一定以上の浄化効果が期待できるわけではありません。
むしろ、多すぎるとメンテナンスが行いにくくなり、管理のしづらさを感じることも。
水質浄化効果を重く見るのであれば、適量の投入が大事です。
なお、あくまでもレイアウト素材として割り切る場合は、お好みの投入量で問題ありません。
ライブロックの形状
ライブロックをどれだけ入れればよいかが求まったら、次はどの形を入れるのかが重要になります。
ライブロックの形は大きく分けて、次の4パターンがあります。
自然なレイアウトを表現するためには、形が異なるライブロックを複数組み合わせるのも有効です。
岩状
最もスタンダードな形状となる、塊のような岩状のライブロックです。
ライブロックを組み上げる際のベースとしても、メインとしても活躍します。
最も汎用的に使える形状ですので、特別な意図が無ければ岩状のものを選んでおくと良いでしょう。
枝状
スズメダイやチョウチョウウオ、タツノオトシゴなど、枝サンゴの隙間を住みかとする生体に有効な形状のライブロックです。
底砂の上に立てたり寝せたり、複雑に組み合わせ配置することで自然な隠れ家を再現できます。
枝の隙間を潜り抜けられる小型魚にとっては最適とも言える形状ですが、ヤッコ類など大型魚は尖った先端が体表を傷つけてしまうリスクがあるため不向きです。
アーチ状
橋状のライブロックです。
アーチの中を潜り抜けることができる生体と組み合わせると楽しいでしょう。
岩状のライブロックと組み合わせて、洞窟状のレイアウトを表現することもできます。
他にも頂上が底砂から離れている点を活かし、低層魚とサンゴを同時に飼育する場合にも有効です。
低層魚はライブロック上のサンゴに砂をかけて弱らせてしまうことがありますが、アーチ状のライブロックの頂上にサンゴを置いておくと、砂をかけられにくくなり共存できます。
プレート状
板状のライブロックです。
基本的には他のライブロックを安定的に配置するためのベースとして使用するか、あるいはほかのライブロックの上に皿のように設置して、その上にサンゴを配置するのが基本となるでしょう。
単品ではあまり見栄えがしませんが、他のライブロックやサンゴなどを安定配置する目的なら、最も有効な形状です。
ライブロックの選び方 必要量とカタチのまとめ
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